膝下の外側の出っ張り、意外と気になる方が多いものです。
膝下は図のように、2本の骨から構成されていて、内側の太い骨を脛骨(けいこつ)、外側の細い骨を腓骨(ひこつ)といいます。
本来、太い内側の脛骨(けいこつ)に重心を乗せた方が安定するのですが、外側の腓骨(ひこつ)に体重をかける、いわゆる「外重心」になっていたり、歩き方のクセが悪かったりすると、腓骨(ひこつ)が出っ張ってしまいます。
お写真は、受講生のビフォアアフターですが、重心や足運びのクセを直していくと、外側の出っ張りがなくなって、膝下外側がすっきり美しくなっているのがわかると思います。
こちらのご受講生は、23回(約1年)コンスタントに毎月ご受講されていらっしゃるのですが、最近すごく膝下が綺麗になってきたなぁと感じていたのですが、やっぱり見比べると違いますね。
頚骨(けいこつ)の出っ張りが減ったのももちろんですが、すっと出た前足の膝から膝下ラインの骨もまっすぐに伸びて、美脚になっています。
後ろ姿を見ると、ビフォアは外に体重が流れていますが、アフターは、ヒールに対してまっすぐに体重が乗るようになってきたことが見て取れます。
全身のスタイルも、外側に張り出すイメージが大きかったビフォアの状態が、アフターだと縦のラインがすっと通って、前から見ても後ろから見ても、別人のようにすっきりと見えます。
脚のラインはご受講生ご本人も最近変化にお気づきとのことで、こんなメッセージをいただきました。
『膝下は、”内側重心”を習ってから、どんなときも内側内側と心掛けています。
座り方のクラスで習った膝頭だけつけるNGパターンの内股の座り方を、学生時代の何年もをずっとやっていたことに気づきました。さらにその膝下を椅子の脚に絡めていることもあったので、膝の出っ張りに合わせて、膝下が湾曲もしたわけだと思い後悔しています。
誰も教えてくれませんでしたし、気づくことができなかったのですが、日々の習慣の影響は大きいのですね…。大人になった今こうして少しずつ変わっていき、はっきりと改善を見ることができてとても嬉しいです。』
毎日繰り返されるウォーキングフォームを見直していくと、結果として、脚のラインの改善につながります。少しずつの変化ですが、1年、2年の積み重ねが、今日のボディを作っているということがよくわかりますね。