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ファッション・モデル・ウォーキング映画のまとめ(歩き方教室東京)



目黒川で夜桜 花見の名所はクリーンで屋台も充実

季節外れの暖かさで、記録的な早さで満開を迎えた桜。
私はここ10年以上続けている恒例の、先週は桜名所の1つの目黒川に行きました。今週はまさに満開の状態で、風もなく天気のよい日だったため、普通だと空いていて快適な中目黒駅周辺なのですが、平日でも土日の込み具合で、歩くのも困難な状態でした。

以前は新宿御苑で友人とシートを引いて腰を落ち着けて桜と食事とお酒を楽しんでいましたが、お酒NGになってしまいましたし・・・また、上野などとは違って、ブルーシート上で酒盛り・泥酔している人やゴミの散乱もほとんどいないクリーンな目黒川。

屋台好きな私としては、目黒川沿いの焼き鳥屋、カラアゲ屋、タイ焼き屋さんなど専門店が出す食事を見つけては、そぞろ歩きしながらする夜桜はまた新たなな楽しみ。

目黒川の川面に伸びる桜の枝振りは平地に伸びる桜のものとは異なり、川面に向かって下方に枝を伸ばし、独特の優美さと情緒をかもしだします。目黒川は川面に散る桜(花筏:はないかだ)も美しいので平地で見る桜よりも長い期間桜を楽しむことができます。今年は目黒川下流に青・ピンク・紫に変化するイルミネーションも加わりました。

ファッション通信など、ランウェイを歩くモデルさんを観るとたまらなくワクワクする、ウォーキング講師になってはや8年。モデル映画やファッション映画が大好きなのでモデル・ウォーキング・ファッション映画をまとめてみました。(まだ途中なので、随時アップデートします)

ファッションに通ずる人必見 『プラダを着た悪魔』 The Devil Wears Prada

プラダを着た悪魔 [Blu-ray]

世界の「VOGUE(ヴォーグ)」の編集部を舞台に、ファッションに無知の編集者・アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)がカリスマ鬼編集長・ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)の元で働きながら成長していくサクセスストーリー。アン・ハサウェイの冴えない服装・所作・メイクが、ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)の影のアドバイスでみるみる美しく堂々とした女性に変わっていきます。パーソナルカラー、骨格診断などの点からいっても、こういったファッションに通じた人が傍にいて、アドバイスを送り続けることで急成長するのです!ビフォアアフターのメイクの違いやアイメイクの施し方も学ぶところが盛りだくさん。一見鉄の女に見えたメリルストリープの心が、アンハサウェイのひたむきさによって、本心を出し、変わっていく様子も必見、何度もみたい作品です。



ファッション・ウォーキング映画 『サイン・シャネル ~カール・ラガーフェルドのアトリエ』 sign chanel

サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ [DVD]

シャネルのヘッドデザイナー、カール・ラガーフェルドのアトリエに潜入したフィルム。お針子、アトリエ主任、モデル、顧客、靴職人のマサロ、ルサージュの刺繍職人など、個性的な面々が登場。
カール・ラガーフェルドは自身のシグネチャーブランドも持ちながら、シャネル、フェンディのヘッドデザイナーやクリエイティブ・ディレクターを務める天才デザイナー。老舗メゾンの特長と品のよさを保ちながら、新しいデザインを打ち出します。

ただ、昔に比べてすっかりスリムになったけれど、歩く全身の様子は、歩幅が小さく、膝が曲がってひょこひょこしていて、カールの白い高襟シャツがコルセットにしか見えなくなってしまい、それだけはもったいないと思ってしまう。あ、でもよく考えたら、85歳だからおじいちゃんなのは当たり前で、むしろこの歳で仕事をこなし、普通に歩けることの方が驚きでです(笑)

ファッション・ウォーキング映画 『フェンディ by カール・ラガーフェルド』

フェンディ by カール・ラガーフェルド ~コレクション前夜 [DVD]
ロイック・プリジェント監督×アルテ製作のファッション・ドキュメンタリー。
ドイツ出身の世界的カリスマ・デザイナー、カール・ラガーフェルドがデザインする「フェンディ(FENDI)」の2009年秋・冬ミラノコレクションに密着し、決して妥協を許さないカールの様子が描きだされます。カールがフェンディのクリエイティブディレクターに就任してから今年で50周年。フェンディは、1925年ローマにて創業し、当初は毛皮工房。今でも毛皮でよく知られます。カールは1965年以来、フェンディのプレタポルテ(高級既製服)と毛皮のデザインを担当。楽しさ(fan)と毛皮(fur)の2つの”F”から現在のフェンディのロゴを作ったのもカール。イタリアブランドのフェンディは、フランスブランドのシャネルとは違った或る意味おおざっぱな「イタリア気質」の舞台裏が楽しめます。ローマでのフィッティングでは容赦なくデザインを却下し、新たなアイディアを次々に提示しては変更を求める「弱音は吐かない」「想像力はまだある」と語るプロ意識を見ることができます。「娼婦が道端に立つのはそれしかないからだ」つまり、カールにはファッションが自分の唯一の仕事である、と語るのが印象的。人それぞれ、自分の領域でイキイキとできるものを感じさせるウィットに飛んだ言葉。「今あるものを壊しては新しい何かを作るのが私は好きでね、だからファッションには向いていると思う」「それは良くない」と遠慮なく言える人が大切とのこと。



ファッション映画・ヴォーグの鬼編集者たちのポーズは圧巻 『In Vogue: Editor’s Eye』

In Vogue: Editor’s Eye [DVD] [Import]

ファッション界随一の影響力を誇る「ヴォーグ」雑誌の1892年vogue誌創刊から、2012年までの120周年を祝う。時代を代表する恐ろしくクセのあるヴォーグ編集者たちの視点から語られた映画。バブス・シンプソン、グレース・コディントン、トニー・グッドマン、フィリス・ポスニック、ジェイド・ホブソン、カーリーン・セルフ、ポリー・メレン、カミラ・ニッカーソン、ダイアナ・ヴリーランド、アナ・ウィンター、といった個性豊かで実績を残した編集者たち。動画のとおり、写真のポーズも個性あり、圧巻。ヴォーグはファッション、ライフスタイル、デザインなどのテーマに関して掲載する雑誌で、アーティスティックな一面や時代の風潮もあらわし、日本のいわゆるファッション雑誌とは異なる立ち位置にあります。
特に、アナ・ウィンター(1949年産まれ、68歳、イギリス出身)は有名。38歳から、アメリカ版『ヴォーグ』の編集長をつとめる女帝、『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルとなった人物といわれています。

世界売り上げNo.1バッグの老舗LV映画 『マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児』

マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~ [DVD]

マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs、1963年4月9日 – )は、アメリカ合衆国・ニューヨーク生まれのファッションデザイナー。マークがフランスブランドであるルイヴィトンのプレタポルテのアートデザイナーに抜擢されたのは1997年。特に日本ではヴィトンの人気は高く、私も大好きなブランドではあります。白ベースにカラフルなマルチカラー・モノグラムのバッグのデザインを、日本デザイナー村上隆とコラボして作ったのもマーク。美容師やデザイナーがちょっと女性っぽい・・・ご多分に漏れず、マークも少し中世的な雰囲気を持ちます。世界的ブランドを築く、少ししなりのあるマークの創作の様子も楽しみの一つ。美に通じる男性はどこか女性のテイストを持つものですね(笑)クリエイティブな仕事をする人には掲載の動画はとっても面白いものだと思いますのでぜひご覧ください。
さて、マークの言葉を受けて思い出したので・・・「どういうウォーキングが正しいのですか?」とときどき聞かれるのですが、「服を魅力的に魅せる」ための表現者であるモデルにとって「正解の表現・歩き方・ポーズ」というものはなく、メゾンやデザイナーの求める表現を達成できるスキルが求められます。基本的なウォーキングを身に付けることは必須のスキルですが、そのあとに付加する表現は相対的なものです。どこまでもメゾン・デザイナーの研究を怠ることのないように。



ファッション映画 『モダン・トラッドの英国紳士 ポール・スミス』

モダン・トラッドの英国紳士 ポール・スミス(字幕版)

50代以上のいつまでも若くいたい女性必見 『永遠の反逆児 ヴィヴィアン・ウエストウッド DO IT YOURSELF!』

永遠の反逆児 ヴィヴィアン・ウエストウッド(字幕版)

イギリスのファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウェストウッド。彼女の70歳の誕生日 (2011年4月) を記念して制作されたドキュメンタリー。日本女性はとかく年齢を重ねることに恐怖心を抱いていると思う中、男性版カールラガーフェルドともいえるヴィヴィアンのアグレッシブさと70歳にして美貌を保つ彼女の姿は一見に値すると思われます。背筋が伸びて、スカートから覗く膝はぴったりと隙間なく揃えられ、手指の使い方は優雅、髪からつま先まで行き届いたファッショにに身を包む姿は「おばあちゃん」なんて言葉は全くあてはまりません。ヴィヴィアンの身に付けている洋服のカラーリングの美しさ・コーディネーション・彼女の女としての美しさは50代以上の女性にぜひ学んでいただきたいものです!



ハンサムスタイル・シースルーなど現代ファッションの礎を築いた 『イヴ・サンローラン』


イヴ・サンローラン(字幕版)
クリスチャン・ディオール(Christian Dior)は、創業以来、フランスを代表するクチュール メゾンとしてトップに君臨する。イヴ・サン=ローラン(フランス出身)は、18歳でディオールのアシスタントになり、1957年21歳でクリスチャン・ディオールの後継者に抜擢されました。

世界中の女性が、男性のファッションテイストを取り入れた、スモーキング、パンタロンスーツや、ショートコート、トレンチを着るようになったのはサンローランの功績で、「現代女性のワードローブを創造し時代を変革する流れに参加できたことを誇りに思う」という彼。 サンローランは、オランダの抽象画家ピエト・モンドリアンの作品にインスピレーションを得たモンドリアンルックを1965年に発表、男性用のタキシードをアレンジしてクールな女性用のスーツに仕立てあげたスモーキングルックでの女性の新しいエレガンスの提案。また、今でこそ女性のファッションの代表格である肌が透けて見えるシースルー素材も、1968年を最初に発表したのは彼で、当時は大センセーションを引き起こしました。

『ファッションは女性を美しくみせるだけではなく、女性の不安を取り除き、自信と、自分を主張する強さを与えるものです。』

44年間ディオールのトップデザイナーとして君臨した中で耐え難い孤独や精神症を患ったこともあるサンローランですが、2002年世界中のファンから惜しまれながら引退を決意するとき「創造の天国」に到達したと語ります。

なお、この時代は、ファッションショーはオートクチュールしかなかった時代。パリコレなどプレタポルテのファッションショーに貢献したのはKENZOで、ファッションが一般人向けに開かれたのが日本人の功績なのですから驚きです。

ファッション動画 『The Year In Fashion』

The Year In Fashion
A stylish history lesson of fads and looks throughout the years.Available to watch on supported devices.

1980年代は肩パット入りの洋服に身を包み、モデルは手を大きく振り、ランウェイでクルクルとターンをしていました。今の方が見ると「バブリー!」という言葉が浮かびそうです(笑)若干歩き方が男性っぽい感じでファッションよりもモデルが主体のような雰囲気。全員がクルクル回ると、見ている人からすると若干うるさい感じで、今の世界的なファッションショーとは異なることが分かります。ですが、日本のランウェイはまだこの時代のまま?派手なウォーキングが多いので、モデルさんはこの動画を観るとターンやポーズの勉強にはちょうどよいでしょう。1980年、1990年は複雑なターンやポーズが求められたのか、この時代のモデルさんのウォーキングはとても美しく仕上がっています。そうそう、この中にはジョン・ガリアーノの動画もあります。以前、ジョンのクリスチャン・ディオールのファッションショーで、蝶のような衣装と、羽の広がるようなドラマティックな演出が一番強烈でした。ウォーキング講師としてターンやポーズを教えるとき、ジョンのイメージを強く受けています。ジョンは今はディオールの主任ディレクターは務めていませんが、ジョンのファッション、選出されたモデルの動きは観る者を魅了し、物語を感じさせる演出、みなさんにぜひ観ていただきたいです。



ファッション映画 『ファッションが教えてくれること』

ファッションが教えてくれること [DVD]

モデル映画 『モデル 欲望のランウェイ』 THE MODEL

モデル 欲望のランウェイ(字幕版)

モデル、それは命がけの職業。嫉妬と妬み、本当と嘘、生き残るのは一握りということをゾクゾクと感じさせるこの映画はホラー並。美を追求するモデルたちの狂気が描かれていて、氷のように美しいモデルたちも見られるけれど最後は目を食べてしまったりと怖さも極まるスリラー映画。マッツ・マチースン監督の世界観は観るものに「?」をたくさんつきつけ、結末も「???」が3つくらいつきそうなので、アメリカ映画のように結末が分かりやすく描かれるものが好きな人には向かない作品です。情景美やイメージを伝える雰囲気が好きな人にしか理解できない世界観。