お客様:S様(50歳) /私は「おじぎが下手」なんです。お店とか、美容院とか、歯医者さんとか日常シーンでのお辞儀が下手なんです。面と向かっての丁寧なお辞儀ではなく、「去り際のおじぎ」(歩きながらのお辞儀)の姿勢が不自然で、バランス悪くて、腰がグラグラして、足元もおぼつきません。自分できれいにできてないなぁといつも感じてます。例えば、歯医者さんで治療後、椅子から降り、お礼を言いながらサラッと会釈して去りますよね?またはばったり道で会った人とか、知り合いに偶然あって「こんにちは」と会釈するじゃないですか?(道の反対側など少し距離があるときなど、会釈してるってわかるようにするのが難しいです)わりと近距離でのあいさつのとき、(丁寧なお辞儀ではない会釈程度の)体のひねり具合とか難しくありませんか?
★質問をひとことで言うと!「どうやったら美しく歩きながら会釈できますでしょうか?」一度立ち止まるというのもあると思いますが、歩きながらのお辞儀もありますよね?笑顔保ちつつ、歩きながら(←ここポイント)頭を軽く下げたとき、足はどうするとよいのでしょうか?ウォーキングしながら、会釈って自然にできませんか?どのくらいの角度で体全体(腰、膝など)を曲げると美しいのでしょうか?なんだか、複雑な表現になってしまいましたでしょうか?(この質問の意味がわかっていただけるとよいのですが。。。)こんなレッスンもぜひお願いしたいです!もっともっと練習したいです!
講師:仲村涼 /
去り際のお辞儀、日常シーンではよくありますよね。お辞儀を調べると、「一度は立ち止まる」というのがベスト・・・という答えが多いようですが、ビジネスシーンではありませんし、常にそうかしこまってはいられませんね(笑)詳しいお辞儀のレッスンは、レッスンメニューにありますのでその際にお知らせしますが、お辞儀には「3つの角度」があります。通りすがりのお辞儀は「会釈」といって、15度程度軽く頭をスライドする程度のお辞儀です。
S様は特に「去り際のお辞儀」が苦手とのことですが、この場合のお辞儀には次の3つの要素が加わっています。
去り際のお辞儀・グラグラする方に多い3つのファクター
①基本の美姿勢がまだマスターできていない。特に、頭の位置がポイント
→初級クラスで行う「頭のポジション」を常に意識しましょう。
②お辞儀の角度が深すぎる。地面を見てペコンと頭だけ下げている可能性大
③会釈が終わりきらないうちに、方向転換しようとする
→すなわち、猫背の状態で回転しようとするから軸がぶれる(せっかちさんにも多い)。
「去る」動作は、すなわち「ターン」の一種です。
→「去り際ターン」もメニューに加えましたので受講してみましょう。