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先生から好かれる方法・嫌われない方法・先生との上手な付き合い方

Aさん
Aさん

私、趣味でアクセサリー作りを習っているのですが、その先生に嫌われてしまったような気がするんです。

どうしてでしょう?

代表 仲村涼
代表 仲村涼

先生から好かれたら、よりよいサービスを受けられたり、深いところまで学べたりと、嬉しいことばかりですね!

世の中には、学校の先生、塾講師の先生、習い事の先生、政治家の先生、医者の先生、弁護士の先生、技術が卓越したプロの技術職の先生などなど、たくさんの「先生」がいらっしゃいます。

すべてのカテゴリーの先生に好かれる万能な方法はないかもしれませんが、仲村涼・高橋美幸のウォーキングシスターズが考える「先生との上手な付き合い方」処世術といいますか、2人の失敗談や具体例をたくさん盛り込んで記事を書いてみます。

仲村涼の考える、先生から嫌われない方法

先生とは一定の距離感を保つ

Bさん
Bさん

先生とは友達みたいに仲良くなった方が特別扱いしてもらえるんじゃないですか?頻繁に顔を合わせると相手が好きになる「単純接触効果(ザイオンス効果)」っていのも狙ってます!

先生と仲良くなることはいいことです。

ただ、「企業内」で宴会番長になったら上司や同僚に気に入られた!とか、「主婦の集まり」で毎週のようにお茶をしていたら仲良くなって子育て相談の悩みが共有できるようになった!とか、そんなちょっとフラットな関係で仲間とうまくいった成功体験を元に先生と接すると、ときどき失敗して嫌われてしまいます。

先生というのは「自分が師事する人に対する敬称」ということを忘れないでいて欲しいと思います。つまり、上下関係のある間柄だから「親しき中にも礼儀あり」という意識を常に忘れないということです。

対価は金銭で支払う

金銭が発生する「先生」に対しては、施術料や講師料を「お金」で支払うことが一番の謝礼です。実際のところ、お金をもらって困る人はいません。

罰則対象であるとはいえ、政治家の先生に「袖の下」を渡すのはこのためです。政治家の先生が何より「お金」を求めているからです(笑)。「いえいえお気持ちだけで」と言いながら、お寺の檀家さんに「心づけ」を渡しますよね?

少しダメなケースとしては、たとえば「レッスンをドタキャンしてしまったので、地元のお菓子をプレゼント」などです。もらった先生は純粋に「そのお菓子大好き!」ということもありますが、ときに「いえ…そのお菓子食べませんし、でもお礼言わないといけないからブルーだな~。これで迷惑分がチャラになると考えているんでしょうか?」と思っていることがあります。
だったらキャンセル料をしっかり支払った方がよい、ということです。

私の実体験で言うと、頻繁に当日または前日にグループレッスンやプライベートレッスンをキャンセルしてくるお客さま。毎回「先日はごめんなさ~い。これ、地元の信玄餅です♡」とかわいい笑顔でくねくねしながら信玄餅を1袋渡してくる。1回だけならまだしも、毎回信玄餅渡されても…?
特に、レッスン直前の場合は先生は事前に準備をしていますし、予約の手配・キャンセルのデータベース更新なども発生します。当日来ないことだけが手を煩わせているわけではないのですね。

物品をプレゼントしたい場合は、手を煩わせたシーンではなく、先生に純粋に食べてもらいたいものを見つけた!とか、使ってもらえないこと前提でもいいからあげたい!というときに渡しましょう。

また、「これをあげたら特別待遇してもらえるかも?」とか考えないことです。あなたが好きでもない男性からブランドバッグをもらったら、付き合わなければいけないというプレッシャーを感じて、バッグを返したくなりますよね。

迷惑料の代わりの物品プレゼントや見返りを求めない態度が必要です。袖の下や心づけの必要性はありませんが、実直に先生の知識や貢献に対する対価を支払えばよいのです。

win-winの情報を提供する

代表 仲村涼
代表 仲村涼

素敵な先生過ぎる♡♡♡

講師になる前、イモお姉ちゃんだったのも加速して、目がハートになり過ぎて何も考えずに近づいていたら女性の先生に距離を置かれたこと多々あります!

特に女性同士は注意が必要かなと。

先生に対して「教えてもらうのが当然」とか「そのオーラを浴びたいだけの付きまとい」になると先生は「与えてばかり」の存在に。先生だって1人の人間です。

先生にお近づきになって認めてもらうには、「単に近くにいる」のはダメ。例えば女優さんみたいにキレイな女性の先生の場合は自己努力が想像以上に高いもの。なので、例えばメイクの話を聞きたいならば自分もメイクの最新情報を仕入れた上で聞いてみるとか、他の分野でも構わないので自分が持つエキスパートな情報を先生に提供できるようにしましょう。
ただ、頼まれてもいないのに先生の領域(経営の提案・設備のアイデア・手伝い・先生のビジュアル改善など)に踏み込むと地雷を踏むこともあるので先生の人柄を見抜くのがあまり上手でない人は黙っているほうが無難。

私のように目がハートになって怖いアドレナリンだけが出まくってしまうのは失敗のもと。先生が「あなたから情報を得たい」「先生から見ても素敵」と思ってもらえる人は先生に好かれますし、先生から自然とお声がかかります。

特に、女性の先生の場合は高みを目指して日々の生活を送っているので、自分と同等以上の知性・知識・美貌を持つ人と一緒にいたいもの。「生理的な好き嫌い」が強めなのも女性の特徴。よっぽど姉御肌でない限りは単に周辺をウロウロし続けても相手にしてもらえません。また、男性が猛アタックしたら女性が落ちる、という男女間にたまに発生する情の可能性は女性同士では低く、かえって面倒がられる結果になるので注意しましょう。

近づきたい気持ちを少し抑えて、お声がかかるまで、もしくは先生がその行動をよしとする発言をするまで実直にシンプルに先生の講義やサービスを受け自己研鑽に励みましょう。

予約のドタキャン・キープ予約をしておいて頻繁にキャンセルする

まだ予定が確定してないけど、とりあえず予約しとこっと!

予約をする、ということは、「その枠をあなたがブロックしている限り、他の顧客が予約できない」という状況を作り出しています。1週間前にキャンセルしようとも、他の顧客が予約できる期間はたったの1週間しかありません。

「とりあえずキープ」するクセのある方は注意が必要です。

予約日に近くなったら、「子供が病気で」「夫の仕事が入って」「自分が風邪をひいて」などいろんな理由でキャンセル年に数回このようなことが発生していないでしょうか?

「家族の面倒をみる」というのは理由としては仕方ないと思うタイプの方がいらっしゃいますが、そういった事態は家族がいる方は事前にわかっているはずです。「子供がいるからたいへんなのよ」としょっちゅうぼやいてキープ予約の多いママがいますが、子育てがたいへんで子供の体調に変動があるのは当たり前なので、それをキャンセルを繰り返す理由として頻繁に使わわないように気を付けましょう。

自分が「インフルにかかったので」「風邪をひいたので」「ちょっと腰痛で」など、自分の体調が年に数回頻繁に悪くなる方も気をつけましょう。体調が不安定なら、労わってもらって当然(何度キャンセルしても当然)という考え方は、予約をする上ではちょっと自分本位です。

先生にとってはそういった自分の都合しか考えない顧客からキープ予約が入るのは損害です。

また、「キャンセル連絡」「承りました」「顧客リストをメンテナンス」という事務処理の煩わしさも先生の側で発生していますので、先生からの心象がよくなるはずがありません。先生の心の中で確実にブラックリスト化しています。

家族、自分の体調など、状況や環境が不安定な人は、前日や当日に確実な日に予約をするとか、「キャンセルができるだけ発生しないようにする心がけ」が大切です。

先生との兼ね合いに限って記載していますが、ビジネス上であれば、仕事の能力の高低ということ以前に、自分の体調の傾向(または家族などの影響)を把握して振る舞うことが最低要件です。誰もがいつでも健康でいられるわけではないですので身体が強いことを肯定するわけではありません。
ただ、もともと身体の変化が激しいこと(家族などに影響される状況など)は自分でもわかっているはず。仮に仕事が「デキル」能力がある人でも、直前でコンディションが万全でない、仕事を休む、というのは、依頼した人からすると最も最悪なパターンです。自分のコンディションの見通しを持って、依頼した相手に迷惑をかけることがないよう振る舞えるとよいですね。

代表 仲村涼
代表 仲村涼

「予約をする」ということは、先生の時間やお店の売り上げを拘束しているもの。

と考えて行動してみましょう。

質問をし過ぎない・調べてから質問する

講演会で演台に立つ先生は、一度にたくさんの聴講者に講義を行っています。たとえば、100人の聴講者に講演を行った場合、プライベートで先生のお話しを聴くよりもリーズナブルな価格で大先生の講演を聴けますから、とってもお得ですよね?

先生が講義中に「質問時間」を設けてくださった場合は、ぜひその時間に質問をしてみてください。他99人も同じ質問を抱いていることが多いので先生も一度に他のクエスチョンに応えられて便利なのです。

Cさん
Cさん

講演台から降りたらチャンス!

いつでもマンツーマンで先生に質問できるから!!

代表 仲村涼
代表 仲村涼

確かに公演中の質問時間に質問するのって的外れだったら先生の迷惑になるかも?とか自分だけの質問だったら他の人に迷惑がかかるだろう?とか心配になりますものね。

意外とそうではないのでちょっと気を付けるとよいのかな?と思います。

「質問ブース」に先生が構えない限り、先生が講演台から降りたらそこからは先生のオフの時間。基本的に支払った講義料は先生が講演台に載っているときだけの分、ととらえるのが正解でしょう。

講演台を降りたあと、先生もアレンジメントしてくださった関係者とのやりとりや会場片付け、次への講義の準備など事務手続きがたくさん控えています。

どうしても公演時間後に質問をしたい場合は、「1講義1質問」に絞ること。「食べ放題はお腹いっぱいに食べなければ損」のように、がっついて3つも4つも質問をしたりしないようにすることや、冷静に自分で調べたり時間を置けば解決することは質問をしないようにするのが、大人の女性のたしなみです。

また、「1講義1質問ならいいのね!?」といっても、講義に参加するたびに質問をするのもできれば避けましょう。質問したときの先生の状態(他の受講生が押し寄せて忙しそう、質問したら迷惑そうな態度だったなど)も観察するとよいでしょう。ルーキーの先生は顧客とのタッチポイントが高いことを喜んでくれる可能性がありますが、ベテランの先生はスタンスが違うことも念頭に置くとよい気がします。

聞き方も、「この間先生がおっしゃっていたことよくわからなくって、自分なりにネットで調べてみたいのですがネットではこういう回答でした。これはつまりこういうことで合っていますか?」など一度調べて自分で咀嚼してから聞いてみてください(これは仕事のシーンでも一緒ですね!)。

先生をgoogle検索みたいに使う人は確実に嫌われます。また、毎回質問攻めしてしまう人は注意しましょう。

高橋美幸
高橋美幸

質問が盛りだくさんにある人は、マンツーマン講義を予約して別途先生の時間を設けていただいた上で質問するのがお勧めかなと思います。私は次の失敗経験を踏まえて質問しています。

高橋美幸の考える、先生とうまく付き合う方法

高橋美幸
高橋美幸

私は過去にかなり質問下手で「で?何が言いたいの?」と言われたことが多々…💦

今では気をつけて先生やご一緒する方と付き合うようになりました。

相手の「時間の価値」を意識する

まず気をつけているのは「時間」です。

どうしても自分の時間感覚で動きがちです。
「今、自分は時間があるから◯◯先生に聞いてみよう、◯◯さんに電話して聞いてみよう」と思いがちですが、話したり、会ったりしていることは ”相手の時間を使っている” という意識を持つことを心がけています。

”Time is money”と言われるくらい時間は大切です。

そのため、相手の貴重な時間を無駄にしないように、何度も同じことを聞いたり、意味のない質問をしないように心がけています。時間を大事にすることは相手のためでもあり、自分のためでもあります!

言いたいことを整理してから、伝える

そして、質問や回答をするときは要件を頭で整理して、分かりやすく伝わるように心がけています。
先ほどの「時間」と被る考えでもありますが、自分の言いたいことを整理せずに話し出すと、どうしても余計な言葉が多くなりダラダラと話が長くなります。
結局、話にまとまりがつかず、相手の方も困ってしまいます。

そのため、話したい内容を落ち着いて整理してから伝えるようにすると、要点が相手に伝わりやすくなります。

相手の立場になって行動できることは、先生やみなさんから好かれるポイントの一つになると思います✨

代表 仲村涼
代表 仲村涼

おっしゃる通りですね!「時間の価値」や「端的に整理して伝える」意識を持つことって相手を尊重すること。高橋先生は長く役員秘書を務めていらっしゃいますから取引先のお客さまや上司との付き合い方により強い心構えがあるんですね。

女性は特に「おしゃべりでストレス解消!」「おしゃべりしながら頭を整理する」ことが多いと思うのですが、お茶友達や恋人間に限定しておくとよいのかな?と感じます。

私はとりとめのない会話は、パートナーや異性と話しをするときや、長時間の飲み会の席に留めるように気を付けています。

自分を含めてですが….歳をとると場慣れしてきてすべての行動に控えめさ無くなってくるのも気を付けたいところ。

おまけ:「せっかち」な人に見られてしまう原因

代表 仲村涼
代表 仲村涼

先生から好かれる、とは切り口がずれるように思いますが、「せっかちさん」もちょっと通じることがあるようです。

Hさま
Hさま

私は動きに「せっかちが出てる」とよく言われます。

自分では、おっとりしている方だと思っていたんですが、どうも周りの認識は違うようです(笑)
先生のような優雅な動きと美しい所作を身に付け「脱せっかち女」を目指したいと思います。

私の動画も観察された上で、はじめの一歩を優雅に踏み出すにはどうしたらよいでしょう?という鋭いご質問をくださったH様。うーん、このご質問もとても鋭いですね!

「せっかち」なんていわれることがあるんですか?私は普段レッスンをしているときのH様の雰囲気はせっかちとは感じないのですが…。注意してくださる方は、きっとかなり仲が良くて普段交流が多い方なのでしょうね。

周りの方は人のマイナス面が目に付いたとしてもよほどのことがない限り注意しないでしょう。ましてや、嫌われたくないですから、動作のクセを指摘するなんて絶対にしないでしょう。だとしたら、身近で一番H様のことを知っているからこその率直で前向きな意見だと思うので素直に耳を傾けるのはとてもよいことですね☆

次のようなちょっとした「動き」がそう感じさせてしうまう可能性もあるのではないかなぁと思いますので具体的にあてはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。

(1)歩くのが速い

全体のスピードそのものももちろんですが、音楽に合わせて歩いたとき、音取りが私より速い場合や歩数が私より多い場合はないでしょうか。音楽のテンポを注意深く聞いて、音より少し後取りするくらいのスピードで歩いてみましょう。
また、「歩いているときの上にいる滞空時間が長い」ほうが、優雅に見えます。

(2)ひとつの動作が終わらないうちに次の動作をしはじめる

H様はアドバンスクラスまでレベルアップされていらっしゃるので、フォーメーションでは、ターンや手をつけるときの「ひとつひとつの動作を、別々にする」にフォーカスしてみてくださいね。これを普段の生活にも取り入れてみましょう。
また、「ターン = (日常動作では)振り返るスピード」も速いとせっかちに見えることがあります。

(3)手の動きが速い・手数が多すぎる


・しゃべるときバタバタと手を動かす、ひっきりなしに手を動かす(落ち着きがないと感じさせる)
・物を置く、持ち上げるときの手の動きがちょっと雑だったり、スピードが速すぎる(相手がちょっと怖がる)
・手を出すとき、引っ込めるときに「さっ」と直線的な動きをする(相手がびっくりする)
・手の動きがオーバーアクション過ぎる(表現力があって悪いことではないのですが、日本人は比較的動かす分量が少ないので)
などなど、手の動きは相手に相当強いイメージを与えます。

きっとH様は頭の回転が速い方で、次々と次の段取りが浮かぶのでしょう。それと連動して速い動作をするとどうしても「せっかち」に見えてしまいます。

ポイントは「頭の回転が速くても、動作はためる」ことです。
ご自身が考えているスピードの2倍くらいゆっくり動作をすると、実はちょうどよいものです。
(2)(3)はすぐに実践できると思いますので、意識してみてくださいネ☆

私も「がさつ」「男性っぽい」なんていわれたことが過去に何度もあります。「自分ではそんなつもり全然ないんだけど・・・」と思って、普段の動きを動画で撮りました。

すると「この動き、強くて、速すぎるんだな~」というのがいくつも出てきました。自分で「なにが?」と思うときは動画を撮影してみることをおすすめします。

それから、教えてくれた方に「私のどんな動きがせっかちに見えるの?」ってストレートに聞いてみるのもよいかもしれませんよ?具体的に何がそう見えるのか、すぐに教えてくださると思います。

自分に長年しみこんだクセって、直すのはとても大変・・・。H様は明るくて、笑顔が素敵で、周りを元気にするキャラクターをお持ちです。その良さは失わずに、ちょっとだけ、自分を客観視して、「動き」を研究してみましょう☆

まとめ

いかがでしたか?

「せっかちさん」は「動き」に関する内容だけ述べましたが、せっかちさんに見られるように、所作が雑に見えたり、先生(ビジネス上の相手)から嫌われてしまう原因は「状況確認が足りていない」ことにまとめられそうです。

自分が立っている状況だったり、相手の心情に寄り添う気持ち、といった「俯瞰(ふかん)する目線や心配りの不足」です。それが周りから見た印象の低下につながったり、相手を不快にさせたりしてしまうのです。

「素早く動く」こともときには必要ですが、品のよい所作や、先生に好かれるコツは

  • 周囲を一度見まわしてから、無駄な動きを省いて必要な動きのみをゆっくりと優雅に行う」
  • 相手の求めることをつぶさに確認してから、言動を厳選する」

ではないでしょうか。

ぜひ「俯瞰する意識」を忘れずに、1呼吸置いて…素敵な行動をとってみましょう。